身体症状について
嫌な人や光景を、目をつぶって思い出すと、
心臓がドキドキしてくる
頭が締め付けられるように痛くなる
息が苦しくなる
肩が張ってくる
冷や汗をかいてしまう
など、多くの人は何らかの身体反応が生じます。
ストレスは、「こころ」だけでなく「からだ」にも現れ、交感神経を緊張させ身体症状として現れてきます。
それらは、身体に現れるストレスのサインととらえることができます。
行動症状について
ストレスがたまってくると、
- 気晴らし食い
- 衝動買い
- お酒の量が増える
- たばこの本数が増える
- ギャンブルにふける
などの行動症状にも現れてきます。
ストレスの不快さを避けるために、「代償行動」として過食や買い物・飲酒・喫煙・ギャンブルなどで気晴らしをするのです。
気晴らしは、自分が快感を感じるような行動です。快感によって、ストレスの不快さをやわらげようとするのです。
気晴らしも楽しいのですが、度が過ぎると問題です。
過食や買い物・飲酒・喫煙・ギャンブルなどの行動が、自分の意思でコントロールできなくなると、これ自体がストレスになってしまします。
ストレスを発散させる行為が、かえって健康を害したり、出費が増えていったりといった結果を招きます。
そのような状況になると、自己嫌悪になり、新たなストレスを生み出してしまうといった悪循環に陥るのです。
「頭で分かっているが止められない行動」
こうして、過食や買い物・飲酒・喫煙・ギャンブルなどの「代償行動」は、「頭で分かっているが止められない行動」となるのです。
「頭で分かっているが止められない行動」は、たいへん気になるものです。
そしてやっかいなことに、「頭で分かっているが止められない行動」について、なぜ?どうして?と自分ひとりで考えてみても、なかなかすっきりとした答えにたどりつかないのではないでしょうか。
わたしもカウンセラーになろうと勉強を始めるまではそうでした。
「頭で分かっているが止められない行動」も、ストレスのサインです。
その元となる感情や欲求をお聴きし、ストレスの軽減へとつながるようにカウンセリングしていきます。
- その人の持つ特有の行動や考え方のパターンに気づく
- 不安になりやすくすぐ落ち込んでしまうクセがある
- 人間関係で同じ失敗を繰り返している
- 自分をつい責めてしまう
- 何に対しても完璧を求めてしまい、強いこだわりを持ってしまう
- 他人を許せない気持ちがある
- 相手に合わせ過ぎてしまい自分らしくない
これらはわたしがカウンセリングを行ったクライアントの行動や考え方のパターンの一例です。
人それぞれさまざまなパターンがあるものです。
ストレスを感じるような、同じ状況に置かれたときにこのパターンが現れるのです。
相談者が持つ独自の行動やパターンについて、その人自身の気づきを深めるようにカウンセリングによって支援することができれば、ネガティブな気分の落ち込みや、同じ問題の繰り返しや再発を防止できるとわたしは考えていますし、わたしの場合はそうでした。
正直に申し上げまして、わたしのカウンセリングによって誰でも必ずそうなれると保証することはできません。
ただ、少なくともわたしは現在までそのような支援に成功して感謝されることが多かったと申し上げることはできます(これは事実ですが、宣伝でもあります)。
また、わたしは現在までそのような支援を何度も受け、さまざまなカウンセラーに感謝するクライアントでもあります。
ストレスを上手にマネジメントする
ストレスは、自分の要求を自分で充足できる見通しがなく、支援してもらえる見通しも持てないときに生じます。
ストレスを上手にマネジメントするためには、周囲の人や自分自身にどのような要求があるのか自ら気づく必要があります。
そして、出来ることから始めて自信を持つようにするのです。
そうすることによって自分の要求を自分で充足できる見通しがついてくるので、ストレスは低下します。
職場や家庭などの人間関係のストレスの原因は、ストレスを持つ人自身と「心の小宇宙の中での相手像」との間の不具合です。
このような、人間関係のストレスの解消を目指すカウンセリングも行います。
カウンセラーはクライアントとともに成長します
カウンセラーもまた、クライアントとともに成長するものだとの思いを深くしています。
ご自分のこころの問題を解決したい方、また、カウンセラーを志望される方、一度「メンタルC」をお試しください。
長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。