わたしの考えるカウンセリング
カウンセリングは、「人生相談」や「身の上相談」とは明確に異なります。
いわゆる「人生相談」は、相談者への助言(はなはだしい場合には指示・命令だったりもします)で完結します。
これに対してカウンセリングは、基本的に相談者の発するメッセージをありのままに受け取りながら、相談者が気づいていない潜在的な本当の要求や欲求にアプローチしてゆきます。相談者の訴えは、悩みやストレスから自分をどう変えたいのか明確にすることで、自ら問題を解決する力をサポートします。
カウンセリングでは、相談者の発するメッセージは、話す内容だけではありません。話し方、声のトーン、表情、目つき、しぐさ、繰り返し話す事柄、感情、身体(身体症状・病気)、精神症状、行動症状などその人の発するすべてを問題を解決する手がかりとします。
カウンセリングは、セルフイメージを扱いますがセラピー(心理療法)は、世代間伝達し連鎖する課題やこころのトラウマ(PTSD)、解離症状などにもクイックにアプローチします。